ニッチな趣味のひとりごと
突然だが、僕はたまに本を読む。
誰に言われたわけでもないのに本を買って読むことがある。
しかし全部読むわけじゃない。
途中で読まなくなったりする。
買っただけで満足して読まない本もたくさんある。
別に読書が趣味ってわけでもない。
本を読むくらいならスマホを弄ってたりゲームをしていた方が楽しい。
読書の優先順位なんてかなり下の部類だ。
それでも、本を読むことがある。
ジャンルに一貫性なんてない。
文庫も読むし、小説も読むし、エッセイも読むし、写真集も見るし、ビジネス書も読むし、自己啓発の本も読んでいたし、専門書だって読んだりもする。
なにかが気になったり知りたくなった時に本を読んだりする。
最初はネットで調べていたけど、ネットの記事はだいたい同じようなことしか書いてなくて、それだけじゃ足りなくなってくると本を買った。
かといってすべての本がネットの記事よりも優秀なわけではなくて、たまにこんなので金とるのか?みたいなものもあったりする。
それでも、会うことも無いような人たちの考え方が知れるのはそれだけで価値のあるものだと思う。
いまだとSNSだったり動画で発信している人も多いし、そこから情報を収集できたりもするので、本を読むことは現代ではある意味コスパが悪いのかもしれない。
そ
れでも、何故か本を読むことがある。
最近になって気づいたのだが、良い本が必ずしも売れるとは限らないということだ。
むしろ良い本はあまり売れなかったりすることが多いような気がする。
実はいいこと書いてあるのに、とか
凄い熱量で書いてあるのに、とか
そういう本はあまり売れない。
ふわっとしてるけどなんか話題になったもの、とか
有名人が書いたタイトルのかっこいいもの、とか
そういうのだけ売れる。
努力すれば報われる論はあまり好きではないけれど、いい本はもっと評価されてもいいべきだ。
知ってもらいたい本がたくさんある、のに知られずに消えていく本たち。
しかし、こういうことは本に限ったことじゃない。
物だったり、仕事ぶりだったり、作品だったり。
もっと知ってもらえていれば続けていたかもしれないのに、姿を消していったものやことはいっぱいある。
でも売れなければ、どんな人もどんなものもダメな扱いになってしまう。
ちょっともったいない。
だから自分の中で「良い」と思ったものは、少なくとも自分は評価してあげた方がいい。
できれば発信してあげればいい。
それだけで日の目を見るのかもしれないから。