ダイエットの勧め
先日とある上司の人に同行という形で仕事を手伝う機会があり、その時に彼は最近自分の体型が変わってしまったことにコンプレックスを抱えていると教えてくれた。
僕は少しだけ栄養学をかじっていたので、アドバイスとしてあげたら彼は喜んでくれていた。
ちなみにこれを読んでいる人は栄養にどれだけの知識があるだろうか。
農林水産省の定めた目安として成人男性が2000±200kcal、成人女性で1400~2000kcalになる。
3食食べるのなら1食あたりは男性はだいたい700、女性なら560とちょっとだろうか。
ただし、この目安は毎日適度な運動がある時のものなのでこれにならって食事を行うとデスクワーク中心の仕事をしている人は太ってしまうだろう。
これに対し、健康的な食事を提供していることで有名なタニタの食堂は1食あたり500kcal前後に絞っている。
このくらい制限できると普段から運動をしていない人でもそう太ることは無くなるだろう。
とはいっても毎日毎食タニタにお世話になることは難しいだろうし、仮にできたとしても脂肪と糖でできた高カロリーな食べ物たちの魅力を知ってしまった後ではずっと制限し続けることはやはり困難を極めるだろう。
そこで僕が上司にも提案したものとして、食べたもののカロリーを調べてもらうことと摂取できるカロリーを一週間単位で考えるようにすることをお勧めしよう。
やることは至ってシンプルで、まず自分が食べた食品のカロリーを調べてもらう。
コンビニやスーパーで買った総菜やお弁当なら裏面を見れば一発だ。
出来ればどこかに記録していた方があとで見返せるのだが、別に必須ではない。
次に食べたものの中で食べたかったものと別に食べたくはなかったものに分けてもら
う。
きっと別に食べたくはなかったものの中に会社の少ない休み時間の中では食べるものが限定されてしまっていたり、時間がなくてとりあえず食べていたものなどが出てくると思う。
そして、別に食べたくなかったものをよりカロリーの少ないものに交換して一週間で一食当たりのカロリーを500~600kcalになるように調整してもらう。
カロリーが減った分の時間帯は少しおなかがすくかもしれないが、空腹は最高の調味料とはよく言ったもので次の食事がなんでもおいしく食べれるようになるので個人的には結構よいと思っている。
また、継続できれば食事量が減る効果も期待できるだろう。
例えば朝が起きられなくてむりやりパンを食べてから出勤する人達なんかは豆腐に変えてみたり、昼は時間がなくてコンビニでしか買わないような人は、何となく買っていたおにぎりと菓子パンをやめてチキンサラダに変えたり、と少しの工夫で摂取するカロリーは簡単に落ちる。
あまり食事に気を使ってこなかった人には面倒かもしれないが、それでも毎日の食事を気にしたり、我慢しながら生活していくことに比べたらはるかに簡単だろう。
成人してからついた肉はなかなか落ちない。
嘆く前に挑戦してみてはいかがだろうか?